宮城支部特別講習会報告

去る９月１８日（日）～１９日（月）の両日、本部より指導理事の福島晃先生、赤澤貴先生をお迎えし、仙台市内のホテル白萩において、支部員全員出席のもと行われた。

　　　 テーマは　「基本の確認」

１日目

　１０：００　開講式

　１０：２０　基調講演（２題）

1. 「取穴の実技解説」　赤澤　貴　先生

　　本部経穴研究会で、国際標準に合わせて改訂された基本７穴と陰経の原

　　・郄・絡を中心に、言葉だけでなく実際に取穴をして文言や取り方を話

　　された。

　　2.　「経絡治療に於ける補助療法」　福島　晃　先生

　　以前は、ナソ・ムノも補助療法としていたが、現在は子午・奇経・刺絡

　　のことを言い、その３種の理論と症例を上げて説明された。

　１２：００　昼食、休憩

　１３：００　支部員をA・Bと２班に分けての実技指導。

　　　　　　１時限目は、基本刺鍼。

　　　　　　　両先生から手ほどきを受けて、のち、指導いただいた。

　１４：３０　２時限目

　　　　　　　A班は、証決定を福島先生に

　　　　　　　B班は、取穴を赤澤先生に指導いただいた。

　１６：００　３時限目

　　　　　　　２時限目の班を交代して行い、１日目の実技は終了した。

　１８；００　懇親会

　　　　　　　大変賑やかで楽しいひとときでした。

２日目

　９：００　実技指導４時限目

　　　　　　　小里方式を赤澤先生に、

　　　　　　　補助療法を福島先生に指導していただいた。

　１０：３０　５時限目

　　　　　　　４時限目の班を交代して指導していただいた。

　１２：００　昼食、休憩

　１３：００　講師臨床実技公開

　　　　　　　今回初の試みであり、実際に治療室で普段行なっている治療の流れの見せ

　　　　　　　ていただいた。更に、色々アドバイスもいただいた。

　１４：３０　質問会

　　　　　　　事前の質問カードの準備を忘れたので、時間が押し迫ってからの質問が集

　　　　　　　中してしまった。

　１５：００　閉講式

　１５：２０　全日程終了

 

　実技指導は、赤澤先生に基本刺鍼・取穴・小里方式を担当していただき、福島先生には、基本刺鍼・証決定・補助療法を担当していただいた。

赤澤先生には、懇切丁寧に一人一人指導して下さった。福島先生には、ユーモアを交えながら指導していただき、支部例会では、補助療法を取り上げる事は少ないけれど、治療の幅も広くなり、治療効果も高くなるので、補助療法を応用した方が良いとのことでした。又、会場が火気厳禁だったので、お灸ができず残念でした。

赤澤先生からも取穴後押手を作り、脉状や臍の変化も見たかったけれど、時間が足りず残念でした。

　今回は、色々と基本の確認ができた、大変充実した講習会でした。

最後に先生から、一言。真面目に取り組んでくれたので指導し易かったと。労をねぎらっていただき、後継者育成の必要性を話された。

　両先生には、雨の中、朝早く来仙していただき、親切丁寧な指導。

支部員一同、心より感謝申し上げます。有難う御座いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮城支部学術部　　　猪股眞行