東洋はり医学会創立60周年記念大会および一般社団法人設立祝賀会報告

東洋はり医学会創立60周年大会、および一般社団法人設立祝賀会が、令和元年8月25日、浅草ビューホテルに於きまして開催されました。

国内外より317名の方々にご参集頂き、盛大に行われました。

 

創立60周年記念式典は、中村光男副会長による開会挨拶によって幕が上がりました。

次に、谷内秀鳳会長より、東洋はり医学会の歩みと未来に向けての展望が語られると共に、発足から今日まで、会の運営に力を尽くしてこられた先人達や、会場にご参集頂いた全ての方への謝辞が述べられました。

続いて司会者よりご来賓の皆様のご紹介と祝電の披露をさせて頂きました。

新井 敏弘様(漢方鍼医会副会長) 

岡田 明三様(経絡治療学会会長)

尾崎 真哉様(一般社団法人 北辰会関東支部長)

小俣 正勝様(株式会社 美行企画営業部長) 

形井 秀一様(筑波技術大学名誉教授 日本伝統鍼灸学会会長 洞峰パーク鍼灸院院長)

金子 宗明様(経絡治療学会理事 はりきゅう小田原治療院院長)

佐藤 良彦様(公益社団法人 真向法協会 顧問) 

佐々木 浩子様(公益社団法人 真向法協会 インストラクター) 

高橋 昇造様(元東洋はり医学会副会長) 

竹下 義樹様(つくし法律事務所所長) 

土田 建助様(株式会社 美行企画代表取締役)

天満 博様(日本内経医学会副会長)

中田 康江様(株式会社 前田豊吉商店) 

野辺 清司様(ヨシダ商事社長) 

西條一止様(公益社団法人 全日本鍼灸学会顧問 筑波技術大学 元学長)

原 オサム様(積聚会会長) 

松本 俊吾様(鍼灸経絡研究紘鍼会会長)

森 孝史様(積聚会講師) 

樋口 陽一様(古典鍼灸研究会(付脉学会)会長) 

吉田 勉様(日本伝統経絡鍼法会会長) 

和久田 哲司様(公益財団法人 杉山検校遺徳顕彰会会長)

―五十音順―

御多忙の中、ご列席を賜り、誠にありがとうございました。

ご来賓挨拶として、西條一止様より、当会への温かいお言葉を頂戴致しました。

 

その後、これまで当会の発展に寄与された方々の功績を称え、各賞表彰発表並びに賞状授与式となりました。

各賞受賞者(敬称略)

【福島賞】 

村上三千男/中田光亮 

【小里賞】

篠田豊/阿部孝

【特別功労賞】

鹿住晴廣/スティーブン バーチ/井田順子

【感謝状】

巌一郎/篠田富美枝/村上恵美子

【功労賞】

藤原正/深澤幸宏/下梶均/坂本信雄/年藤国宗/佐々木貞敏/澤田ハツエ/

永吉満/橋本守/深澤義男

ニール スコット キディー/ウェンディー ミンダーハウト/

アナ ソフィア パチェッコ/トン ヴァン フーフェレン/カウリー 敦子/

許由美子/濱野 英太郎/ピッチマン 節子/加藤織/小原美和香/

ブレンダ ロウ/ゾイ ブレナー/小倉清花/アダム オズボーン/

マイケル フック/フィオーナ ベッグ/モニカ ハビック/テッド ピアソン/

和田元宏

 

授賞式の感動の余韻が残る中、最後に長岡寛樹副会長による閉会の辞で、創立60周年記念式典は滞りなく幕を閉じました。

式典後に催された記念講演では、形井秀一様にご登壇頂き、「日本鍼灸の歩みと課題」というテーマでご講演頂きました。

中世以降の欧米とアジアの歴史的な潮流を俯瞰し、鍼灸治療の今日に至るまでの系譜をお話頂きました。

さらに、今後の求められる方向性として、鍼灸治療のエビデンスを高める必要性を論じられ、様々な事例を取り上げつつ、将来に向けて会の取り組むべき明確な指針をお示しくださいました。

また、海外支部から、スティーブン・バーチ海外総支部長、井田順子ヨーロッパ支部長、ブレンダ・ロウ北米支部長、エリザベス・キーンオセアニア支部長にそれぞれご登壇頂き、海外での経絡治療の近況と支部での活動状況について発表頂きました。

それにより、経絡治療のニーズが日本国内だけでなく、今や世界各国に広がっているという事が、会場に列席する全ての人にとっての共通認識となりました。

 

講演の内容に、会場からは大きな拍手が湧き起こり、大変な盛り上がりとなりました。

会場の熱気が冷めやらぬ内に、一般社団法人設立祝賀会と相成りました。

祝賀会に先立ち、中澤弘副会長が開会の辞を述べ、会長挨拶として、谷内秀鳳会長より、創立60周年記念大会が盛会に終わった事の報告と、ご参集頂いた方々、これまで会に携わった全ての方々への感謝の意を表しました。

続いてご来賓挨拶として、金子宗明様、松本俊吾様より、お言葉を賜りました。

乾杯では、スティーブン・バーチ海外支部総支部長よりユーモアを交えたスピーチで場を沸かせ、和やかな雰囲気での祝賀会となりました。

新潟、新潟中央、柏崎支部より寄贈頂いた樽酒が登場し、谷内会長、中澤副会長、中村副会長、長岡副会長、江花副会長、スティーブン・バーチ海外支部総支部長による鏡開きによって、場は一気に華やぎました。

祝賀会の冒頭では、来賓の岡田明三様、原オサム様、竹下義樹様、高橋昇造様より、ご挨拶を頂き、宴席の場に花を添えていただきました。

その後、司会者が各テーブルを回り、式典で受賞された方々に、喜びの声を述べて頂きました。

そして祝賀会中盤では、津軽三味線のパフォーマンスユニット、セ三味ストリートによる生演奏がなされ、三味線の奏でる音の迫力と、時に織り交ぜた余興に、会場は大いに感動と笑いに包まれました。

これまで様々な人の想いで紡がれてきた東洋はり医学会の有り様が、この祝賀会に凝縮されたような素晴らしい夜となりました。

最後に江花由紀子副会長による閉会の辞によって、万感の宴が締めくくられました。

 

(副会長 長岡)