仲間同士で研究できる環境
東洋はり医学会では
講習部と研究部に大きく分かれます。
講習部は鍼灸だけでも食べていけるような経絡治療家になるために3年間学びます。
研究部は各々研究したい班に所属し
古典を再検討して臨床的に考察したり、学術により磨きをかけて学びます。
また東洋はり医学会の技術向上のためにも努めております。
自主研究班は「脉状班」「切経診班」「病症班」「標治法班」「経絡治療習得班」があります。
研究部の一部を紹介しますね。
この班は皆んなで順番に脉を診ています。
脉を診る時の立ち位置や姿勢、指の当て方、脉の状態六祖脈を診ています。
経絡治療習得班は鍼をする際の基本姿勢からチェックしています。
不安定な姿勢と安定した姿勢では刺鍼時に与える影響は大きく変わります。
余計な力を抜いた状態での安定した姿勢って簡単なようで案外難しいです。
この標治法班での資料は古典の一部を現代に生かせないか、
色々と考察中のようです。
東洋はり医学会は今年で60年を迎えます。
この60年間、多くの先輩方がこのように日々臨床研究して沢山の患者さんを健康に導いてきた実績があります。
これからも脉診流経絡治療が鍼灸業界だけではなく世の中の多くの人に知ってもらえるといいなと心から思います。
平林
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