東洋はり医学会   受講の動機

R・F 

鍼灸の免許を証取得して10年以上過ぎてしまいました。全く違う業界から医療・介護業界への転職でした。当初は、予防、医療、介護の一つのラインで結んだかたちで事業をはじめてみたいと考えておりました。鍼灸は、予防と治療の両面から利用できると考えておりましたので最初に学びました。
学校の先生方の中には、鍼灸で生計を立てていくのは難しいとか、鍼灸はプラシボ効果だとマイナス面を言われる先生もいましたので、在学中に期待と離れた現実にショックを受けていました。卒業後、整骨院に務めながら柔道整復師の免許やケアマネの資格等様々な資格を勉強しました。また、手技に関しても様々なセミナー参加し学びました。ここ数年鍼灸治療から離れ、リハビリ職に従事しておりました。気持ちの中では、鍼灸治療にもう一度向き合いたい思いがありました。
再び向き合う為には、もう一度挑戦する意義や魅力があるのか見極めたいと思いまして、様々な書籍やネット、動画等でいろいろ調べました。その結果、鍼灸には、私が考えていたよりはるかに可能性があり、奥行きがあり、生涯を通して続けてけてもよいものだと考えを改めました。東洋はり医学会を知りましたのは、You Tubeの動画配信で経絡治療セミナーの中で中田光亮先生の治療を拝見しまして“これだ”と思いまして入会説明会に参加させて頂きました。また、「わかりやすい経絡治療」、「鍼専門家への道」を拝見しました。或いは、カリキュラムの進め方で「手から手への指導」や海外への普及活動、各支部での勉強会等の学べる機会が多いことなども理由に挙げられます。鍼灸師ですが、私自身も強い刺激は苦手なこともあり経絡治療は自分に合っていると考えております。
介護保険を利用されている方は、様々の症状に悩まれている方が多く、一人で外出することもできないので治療院で治療を受ける機会も無くなり病院で治らなければ、あきらめて症状に耐えなければならない状況です。そのような方に対してもしかして鍼灸治療が良いのではと考えてしまいます。西洋医学とは違うアプローチの仕方に可能性を感じております。