入会の動機
Y・S
私が鍼灸専門学校に在学していた頃、開業されている卒業生の治療院を見学させて頂く機会がありました。そこで初めてお二人の先生が東洋はり医学会に所属されていることを知ったのです。
当時の私は鍼灸学校に入学したものの、鍼を刺される時の痛みやひびきが苦手で、実技の時間が苦痛に感じることもありました。もっと心地良い治療法はないものか、と考えていた私にとって、お二人の治療はそれまでに見たことのない優しい治療でした。
その後、経絡治療に興味を持った私は、東洋はり医学会の学生向け講習会等に参加させて頂き、とても繊細な鍼さばきや脈診など、どの先生も一つ一つ丁寧に、そして熱心に指導して下さったことを覚えています。
卒業する際には、入会説明会にも参加したのですが、支部も本部も遠く、子育てや仕事の都合で時間的に余裕がなかった私は入会を断念し、翌年も同様の理由で入会には至りませんでした。
現在、卒業して二年たちますが、勤務先では局所への治療がほとんどで、治療効果に行き詰まりを感じています。様々な疾患、症状に対応するには、やはり経絡治療が良いのでは、とあらためて考えるようになりました。そしてしっかり学ぶためには、東洋はり医学会しかないと思ったのです。
色々と悩んだ末、お世話になっている先生方にも背中を押して頂き、なんとか家族の協力を得て、このたび入会申し込みさせて頂くことになりました。
これから毎月しっかり通ってついていけるかどうか不安もありますが、諸先輩方のように生き生きと自信を持って治療できる鍼灸師、経絡治療家になれるよう、一から勉強させて頂きたいと思っています。